頻尿の男性が病院へ行く前にできること 自力でやる対処法

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「排尿日誌」をつけてみましょう

 

1日に何回も尿意を感じてトイレに行く頻尿。特に働き盛りの男性にとって、通勤や大事な仕事、会議、打ち合わせなど、すぐトイレに行けない状況だと大変辛いですよね。頻尿の原因は様々ですが、一番は泌尿器科の先生に診てもらい、適切な診断と治療を受けることが早いのですが、中々病院に行く時間を作るのは難しいですよね。そこで、病院に行く前に出来ることと自力でやる対処方法を中心にまとめてみました。

 

 

頻尿の原因は尿が多く作られることによって起こるものや、前立腺肥大症などの病気のよるもの、何らかの原因で膀胱が収縮活動を起こしてしまう過活動膀胱に加え、ストレスなどによる心因性のものと様々です。病院では尿検査や血液検査などに加え、医師からの問診により原因を切り分けて治療を進めていくのですが、排尿日誌をつけることによってより確実な診断と治療を迅速に行えることが期待できるものと言われています。では排尿日誌とは具体的にどんなものかと言いますと、朝起きてから翌朝起きるまでの1日24時間単位で排尿した回数に加え、排尿した時間と計量カップなどで1回の排尿量を記載します。その他、排尿するときの勢いや、痛みや尿が膀胱に残った症状があるかないかを記録していきます。できれば排尿の前に水分をどれぐらい摂ったか、どんな飲み物を飲んだかを記載するといいでしょう。成人の1日の尿量は1〜1.5lが正常範囲と言われています。1日の尿量の合計が1.5l以上ですと多尿によって頻尿になっているものと考えられますので、水分量のバランスを含め診断の大事な手がかりになります。また前立腺肥大症などによる排尿障害が認められる場合ですと、1回の排尿量が少なかったり、膀胱におしっこが残る残尿感があったりします。こうした排尿量に加え、症状があるかないかによって治療方針が異なってきますので、病院に行く前に手帳やノートなどに、直近数日分の排尿日誌をつけることが重要です。

水分摂取のバランスと飲み物について

 

前述の排尿日誌では水分摂取量についてほとんどのサイトでは言及はありませんし、排尿に関する事柄でしたら、本来ですと水分摂取量と飲み物までは記載する必要はありません。しかし、頻尿の原因の一つに尿が多く作られる多尿というものもあり、水分摂取量もポイントとなることもあります。また、飲み物によって利尿作用のあるものがあり、トイレに行く回数が増えることもあります。例えば休憩時間や客先などでコーヒーやお茶を飲んでしばらくすると、尿意を催すことがありますよね。その他、酒の席で終盤になりますと、お手洗いに長蛇の列があることがありますよね。実はお茶、コーヒー、お酒といったものには利尿作用があるため、トイレが近くなることがあります。また日中は頻繁にトイレに行く回数は多くないが、夜になると2回以上尿意を感じて起きる夜間頻尿の原因のひとつに、寝る前の水分摂取もあります。その他にも糖尿病でも多尿が起こることもあります。夏の暑い日や運動などで汗を大量にかいた後は水分摂取が必要ですが、普段の生活の中で余分の水分を摂ってしまうと、体は余った水分を出そうといつもより多く尿を作ってしまいます。絶妙なバランスで私達人間の体の中は水分を調整しているのです。水分を摂り過ぎていないか、生活習慣などを見直すのも頻尿改善の鍵になります。

 

治療と合わせてやっておきたい膀胱訓練

 

膀胱訓練とは実際に病院の治療でも行われている膀胱のリハビリになります。過活動膀胱による頻尿の場合など、頻尿以外に何も症状がない場合に適していると言われています。やり方についてですが、先ずおしりにぐっと力を入れて肛門を締めるようにします。肛門と膀胱括約筋と呼ばれる尿道に結ぶところと神経が近いので、連動してしまると考えられます。排便するときに一緒に排尿することがありますよね。もちろん排尿を我慢するという意識を持ちながらすると効果的と考えられています。また尿意を感じて我慢する時間を1〜2分から5分、10分と計画的に少しずつ伸ばしていきます。ただし、急に我慢できない尿意の場合ですと、失敗する危険性がありますので、その場合は無理をせずに速やかに排尿を済ませる必要があります。何とか我慢できそうなところで行うことも重要なポイントです。

 

頻尿の男性が病菌へ行く前にできることのまとめ

 

ここまで病院に行く前に出来ることと、自力でできる対処法についてご案内いたしました。近年ではドラッグストアで頻尿や尿漏れ対策の下着が販売されていますし、市販薬でも効果を謳ったものもがあります。病院に行く時間がない場合は、これらを使うことも必要かもしれませんが、頻尿の原因によって改善されないこともあります。先ずは自分の排尿のパターンを記すことで、泌尿器科を受診した際に速やかに適切な診断と治療を受けるための手がかりを作りましょう。

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