肥満の男性が頻尿になりやすいのは糖尿病のせい？
トイレが近いというのは、日常生活の様々なところで困ることがあります。
働く男性であれば、仕事中にトイレに行ってばかりだと仕事も進みませんし、上司や女の子たちからも変な目で見られていないか心配になってしまったり。
できることなら頻尿は改善しておきたいところですが、病院に行く時間もなく、対策も立てられない方も多いでしょう。
このサイトでは、男性の頻尿に原因や対策などについていろいろと書いていますので、参考にしてください。
さて、今回は太っているとトイレが近くなる・・・と言われていることについてまとめました。
どうして肥満の男性は頻尿になりやすいのか？
読んで参考にしていただけたら幸いです。
よく肥満の男性は頻尿になりやすいと言われることがあります。
なぜこのようなことが言われるかというと、ひとつには糖尿病が関係しています。
まず肥満になる原因は、消費カロリーよりも摂取カロリーが高い食生活が関係しています。
特にアルコールや甘いものなど、糖分が多いものを多く摂取している場合は、糖尿病にかかってしまうことがあります。
糖尿病は、血中の糖分の量を調整するインスリンの減少などにより、血液中の血糖値が高くなりますので、高血圧や動脈硬化などを引き起こす病気となります。
さらにひどくなると、心筋梗塞や脳梗塞などの、命に関わる重大な病気につながってしまうため注意が必要です。
糖尿病になると、身体が血液中の糖分を薄めようとする働きがあるため、喉が非常に渇いて、水分を異常に多く摂取するようになります。
そのことから尿の量が多くなり、頻尿になるという仕組みなのです。
このことから、もしも最近太りぎみになってきて疲れやすく、喉が良く渇いて尿意が近いといった症状があれば、糖尿病であることを疑いましょう。
そして糖尿病は、食生活や運動などの生活習慣を見直し改善することによって自分でコントロールできる病気です。
心当たりがあれば、早めに病院へ行って相談をするようにしましょう。
肥満が原因の夜間頻尿の可能性？
それから、頻尿の中でも、夜寝ている間に何度も尿意によってトイレに行く、夜間頻尿と呼ばれるものがあります。
毎晩のように就寝中に2回以上トイレに行くようになると、睡眠不足が慢性化してしまうため、生活の質が低下してしまう恐れがあります。
日中には頻尿の症状がなくても夜間頻尿が起きる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は様々ですが、ひとつには
肥満によって首回りに脂肪がつき、舌根部や軟口蓋が下がって呼吸が止まってしまう
ことがあります。
呼吸が止まることで身体が睡眠状態から覚醒して、夜間に尿を濃くするホルモンの働きが弱まって、尿意が起きるということなのです。
睡眠時無呼吸症候群も日中にさまざまな影響を与える病気なので、早めに診断してもらうように注意をしましょう。
肥満により膀胱を圧迫して頻尿になることもある？
また、肥満により脂肪が増えることで、内臓を圧迫していることが考えられます。
もともと膀胱は伸びたり縮んだりすることができ、大きく膨らむと200㏄から400㏄のおしっこを貯められるようになっています。
しかし、膀胱の周りにも脂肪がつくことで膀胱が膨らむことができず、少しの量のおしっこしか貯められず、頻尿になってしまうことがあります。
このタイプの頻尿がある場合、尿漏れも起こしていることもあるようです。
男性の頻尿と肥満の関係まとめ
肥満の男性が頻尿になりやすいのはこのような理由があります。
太りすぎは頻尿だけではなく、他の病気を起こす原因にもなりますし、体の不調につながることも多いようです。
もし、糖尿病や無呼吸症候群の心配があるようでしたら、早めに病院へかかるようにしてください。
また、普段の生活でも太りすぎは良いことはありません。
軽い運動、正しい食生活など、生活習慣を見直して・・・とわかっていても、なかなか難しいですね。
ただ、思い病気になったり、頻尿のせいで行動範囲が狭まってさらに運動不足になったりした元も子もないですよね。
お茶碗を一回り小さくする、エスカレーターを使わず歩くなど少しずつでも変えていってみてください。
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